6-9ヶ月の子犬の育て方|反抗期の対処法から健康管理まで
6-9ヶ月の子犬の育て方で悩んでいますか?この時期の子犬は人間の思春期と同じで、体も心も大きく成長する大切な時期です。永久歯が生え揃い、避妊・去勢手術のベストタイミングでもあり、反抗期のような行動も見られるようになります。私も8ヶ月の柴犬を育てていますが、この時期は「昨日までできていたことを急にしなくなった」とか「家具をかじるようになった」など、本当に手がかかります。でも大丈夫!この記事では獣医師やトレーナーのアドバイスをもとに、実際に私が試して効果があった方法を紹介します。特に「歯磨きの習慣づけ」や「反抗期の対処法」は、今から始めないと後で大変になりますよ。一緒に学んで、愛犬の成長をサポートしましょう!
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- 1、6-9ヶ月の子犬の成長とお世話のポイント
- 2、反抗期?子犬の行動変化
- 3、食事管理のコツ
- 4、健康チェックの習慣づけ
- 5、トレーニングの継続が鍵
- 6、子犬との暮らしを楽しむコツ
- 7、子犬の社会化期を逃さない
- 8、食の好みが変わる時期
- 9、お留守番の練習
- 10、季節ごとの注意点
- 11、将来を見据えたケア
- 12、飼い主さんの心構え
- 13、FAQs
6-9ヶ月の子犬の成長とお世話のポイント
体の成長が著しい時期
6-9ヶ月は子犬の思春期とも言える時期。この時期までに永久歯が生え揃いますが、もし乳歯が残っている場合はすぐに獣医師に相談しましょう。乳歯が残っていると、永久歯と重なって生えてくることもありますよ。
「うちの子、歯が二重になってるみたい!」と気づいたら要注意。放置すると歯並びが悪くなる原因になります。我が家の柴犬も7ヶ月の時に乳歯が残っていて、獣医さんに抜いてもらいました。あの時の犬の驚いた顔、今でも覚えてます(笑)
避妊・去勢手術のベストタイミング
この時期にやっておきたいのが避妊・去勢手術。手術にはこんなメリットがあります:
メス犬の場合 | オス犬の場合 |
---|---|
乳腺腫瘍のリスク大幅減 | 前立腺疾患の可能性低下 |
子宮・卵巣がんの予防 | 精巣がんの完全予防 |
手術後は少し安静が必要ですが、1-2日で元気に戻ります。我が家の場合は手術翌日から「早く遊びたい!」と催促され困りました。獣医さんに「そんなに動いたら傷が開くよ」と言われたのに...。
反抗期?子犬の行動変化
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自我が芽生える時期
「最近、言うことを聞かなくなった」と感じたら、それは正常な成長の証です。人間の思春期と同じで、この時期の子犬は自分の意志を通そうとします。
先日、ドッグトレーナーの友人に聞いた話ですが、8ヶ月のゴールデンレトリバーが「おすわり」の命令を無視して、代わりに「じゃあおやつちょうだい」とでも言わんばかりの顔をしたそうです。まさに生意気盛りですね!
適切な遊びでストレス発散
この時期の子犬はエネルギーがあり余っています。でも、ただ遊ばせるだけではダメ。知的な刺激も与えてあげましょう。
おすすめは「おもちゃを放す」練習。例えば:
- ロープを引っ張り合った後「ちょうだい」と教える
- おやつを握った手を「オープン」で開かせる
こうした遊びは衝動コントロールの訓練にもなります。我が家では毎晩15分ほどこの練習をしていますが、最初は「え?なんで?」という顔をしていました(笑)
食事管理のコツ
回数より内容が大切
「1日3回から2回に減らしても大丈夫?」とよく聞かれますが、回数より中身が重要です。子犬用フードを継続しながら、獣医さんと相談して適切な量を決めましょう。
ちなみに、大型犬と小型犬では必要な栄養が違います。ダックスフントの友人の家では、太りやすい体質を考慮して特別なフードを使っています。
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自我が芽生える時期
この時期までにワクチン接種は完了しているはずですが、フィラリアやノミ・ダニの予防は継続が必要です。毎月1回、我が家では「予防薬の日」をカレンダーにマークしています。
「もう大人なんだから予防薬いらないでしょ?」と思うかもしれませんが、実は成犬でも感染リスクはあります。特にフィラリアは命に関わるので、必ず継続してくださいね。
健康チェックの習慣づけ
歯磨きのススメ
永久歯が生え揃ったら、歯磨き習慣を始めましょう。最初はガーゼで拭くだけでもOK。我が家では歯磨き粉を舐めさせることから始め、1ヶ月かけてブラシに慣れさせました。
「歯磨きなんて必要?」と思われるかもしれませんが、3歳以上の犬の8割が歯周病と言われる時代。将来の医療費を考えると、今からケアするのが賢い選択です。
爪切りと体の触り方
健康管理で意外と見落としがちなのが爪切り。子犬のうちから足を触る練習をしておくと、成犬になってから楽です。
最初は短時間から始めて、終わったら必ず褒めてあげましょう。我が家では「足タッチ→ご褒美」を繰り返し、今では自ら足を差し出してきます(もちろんご褒美目当てですが)。
トレーニングの継続が鍵
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自我が芽生える時期
この時期は「待て」「おいで」などの基本コマンドをしっかり定着させましょう。外で遊ぶ時にも役立ちます。
公園で「おいで」を練習する時は、最初は長いリードを使って。いきなり放すと、興味本位でどこかへ行ってしまうかもしれません。我が家の失敗談ですが...(遠い目)
適度な運動でストレス解消
1日30分×2回の散歩が目安ですが、犬種によって調整が必要。ジャックラッセルテリアの友人の家では、1日1時間半の散歩をしています!
運動不足だと家具をかじるなどの問題行動が出やすくなります。でも逆に、やりすぎも関節に負担がかかるので注意。バランスが大事ですね。
子犬との暮らしを楽しむコツ
環境づくりの重要性
この時期の子犬は好奇心旺盛ですが、まだ分別がつきません。家の中の危険なものは片付け、安心して過ごせる空間を作ってあげましょう。
我が家では、電気コードに苦い味のスプレーをかけました。1回かじって「まずい!」と思ったようで、二度と触らなくなりましたよ。
ルールの一貫性を保つ
「昨日はOKだったのに今日はダメ」は禁物。家族全員で同じルールを適用しましょう。我が家では「ソファに乗っていい日・ダメな日」を作ったら、犬が混乱してしまいました...
子犬の6-9ヶ月は大変な時期ですが、同時にかけがえのない時間でもあります。たくさん写真を撮って、成長記録を残すのもおすすめですよ!
子犬の社会化期を逃さない
様々な刺激に慣れさせる
6-9ヶ月は社会化の最終チャンスと言っても過言ではありません。この時期に様々な経験をさせてあげることが、将来の穏やかな性格形成に繋がります。
例えば、雨の日のお散歩も貴重な体験。最初は傘を怖がる子も多いですが、ゆっくり慣らしていきましょう。我が家では「傘=おやつがもらえる楽しいもの」と関連付けることで、2週間で克服できました。
他の犬との交流
「うちの子、他の犬と仲良くできるかな?」と心配になるかもしれませんが、実はこの時期の交流が最も重要です。ドッグランやパピーパーティーを活用して、適切な犬同士のコミュニケーションを学ばせましょう。
ただし、無理強いは禁物。我が家のトイプードルは最初、大型犬を怖がっていましたが、小型犬同士の遊びから始めて、徐々に慣れさせました。今では柴犬とも仲良く遊んでいますよ!
食の好みが変わる時期
新しい食材への挑戦
この時期から安全な人間の食材を少しずつ与えてみるのもおすすめ。ただし、与えて良いものと悪いものをしっかり把握しておきましょう。
与えてOK | 避けるべき |
---|---|
ゆでたササミ | 玉ねぎ・ネギ類 |
小さく切った人参 | チョコレート |
プレーンヨーグルト | ぶどう・レーズン |
初めての食材は少量から試し、体調に変化がないか確認してください。我が家では毎週日曜日を「新食材デー」と決めて、楽しみながら試しています。
フードの切り替え時期
「そろそろ成犬用フードに変えてもいい?」と考える時期ですが、急な変更は避けるのが鉄則。1-2週間かけて少しずつ混ぜながら切り替えましょう。
大型犬の場合は特に注意が必要。成長期が長いので、子犬用フードを続ける期間も長くなります。かかりつけの獣医さんとよく相談してくださいね。
お留守番の練習
少しずつ時間を延ばす
6-9ヶ月は分離不安が出やすい時期。突然長時間のお留守番をさせると、ストレスで問題行動を起こすこともあります。
まずは5分から始めて、徐々に時間を延ばしていきましょう。我が家では「ただいま」の時に大騒ぎせず、落ち着いてからご褒美をあげるようにしています。これで「飼い主さんは必ず帰ってくる」と学習してくれました。
お留守番用のおもちゃ
中におやつを入れられる知育玩具がおすすめ。集中して遊んでいる間に、あっという間に時間が過ぎます。
「同じおもちゃばかりだと飽きるんじゃない?」と思われるかもしれませんが、実はローテーションが効果的。3-4個を順番に使い回すことで、常に新鮮な気持ちで遊んでくれます。
季節ごとの注意点
夏場の熱中症対策
この時期に初めて夏を迎える子も多いはず。アスファルトの温度には特に注意が必要です。手の甲で5秒触れて「熱い」と感じたら、日中の散歩は避けましょう。
我が家では保冷剤入りのクールベストを愛用。最初は嫌がっていましたが、今では「これを着ると涼しい」と理解したようで、自ら近寄ってきます。
冬の寒さ対策
短毛種や小型犬は特に冷えに弱いもの。室内でも暖かい寝床を用意してあげてください。
我が家のチワワは、こたつの前から動かなくなりました(笑) でも、低温やけどが心配なので、タイマーで切れるようにしています。犬用の湯たんぽも重宝していますよ。
将来を見据えたケア
グルーミングの習慣化
被毛の手入れは成犬になってからでは遅い場合も。子犬のうちからブラッシングに慣れさせましょう。
最初は短時間から、終わったら必ず褒めてあげることがコツ。我が家では「ブラッシング=マッサージタイム」と位置付け、毎日楽しみながら行っています。
定期健診のススメ
「元気そうだから大丈夫」と思わず、半年に1回は健康診断を受けましょう。血液検査で内臓の状態まで分かります。
かかりつけの病院を作っておくと、いざという時も安心。我が家では予防接種のついでに体重測定や歯のチェックもしてもらっています。
飼い主さんの心構え
忍耐強く接する
「どうして言うことを聞かないの?」とイライラすることもあるでしょう。でも、これは正常な成長過程です。人間の子供と同じように、愛情を持って接してください。
我も最初は「もうダメかも」と思った時期がありました。でも、3ヶ月後には落ち着いて、今ではあの時期も良い思い出です。
楽しむ余裕を持つ
子育てと同じで、完璧を求めすぎないことも大切。時には肩の力を抜いて、子犬との日常を楽しみましょう。
我が家の失敗談も今では笑い話。昨日のことでさえ、明日には笑えるかもしれませんよ。一緒に成長していく気持ちで、この貴重な時期を過ごしてくださいね!
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FAQs
Q: 6-9ヶ月の子犬の避妊・去勢手術は必要ですか?
A: はい、6-9ヶ月は手術のベストタイミングです。メス犬の場合、最初の発情前に手術することで乳腺腫瘍のリスクを大幅に減らせます。我が家の柴犬も7ヶ月で手術しましたが、傷の治りも早く、2日後には元気に走り回っていました。手術後はエリザベスカラーが必要ですが、最近は柔らかいタイプもあるので、獣医さんと相談してみてください。去勢手術をしたオス犬はマーキング行動が減るなど、問題行動の予防にもなりますよ。
Q: 子犬が言うことを聞かなくなったのですが?
A: これは正常な成長過程の一部です。人間の10代と同じで、自我が芽生える時期なんです。私の犬も8ヶ月頃から「おすわり」を無視するようになりました。そんな時は、まず「おやつ」などご褒美で興味を引き、短時間のトレーニングから始めましょう。1日5分×3回など、こまめに練習するのがコツです。あまり叱ると逆効果なので、「できたら褒める」を徹底してくださいね。
Q: 子犬の歯磨きはどうやって慣れさせればいいですか?
A: 最初はガーゼで拭くことから始めましょう。我が家では、まず指に犬用歯磨き粉をつけて舐めさせ、次にガーゼ、最後に歯ブラシと段階を踏みました。毎日同じ時間にやるのがポイントで、我が家は夜の散歩後の「歯磨きタイム」を習慣にしています。最初は嫌がりますが、終わったら必ずおやつをあげると、だんだん協力的になりますよ。3歳以上の犬の80%が歯周病と言われるので、今から習慣づけることが大切です。
Q: 子犬の運動量はどのくらいが適切ですか?
A: 一般的に1日30分×2回の散歩が目安ですが、犬種によって大きく異なります。ジャックラッセルテリアなど活発な犬種は1時間半必要なことも。逆に、関節が弱い犬種は階段の上り下りを控えるなど注意が必要です。私の友人のトイプードルは、1時間歩くとすぐに疲れてしまうそうです。様子を見ながら、少しずつ距離を伸ばすのがおすすめ。運動不足は問題行動の原因になりますが、やりすぎも関節に負担をかけるのでバランスが大切です。
Q: 子犬が家具をかじるのをやめさせたいです
A: まずはかじってもいいおもちゃを用意しましょう。我が家では、ロープや鹿の角などいろいろ試しましたが、結局ペットボトル(キャップを外したもの)が一番気に入りました。電気コードなど危険なものには、苦味スプレーをかけるのも効果的です。ただし、叱るのは逆効果なので、良い行動をした時に褒めて強化するのが基本。私も最初は「ダメ!」と怒ってしまいましたが、トレーナーに「無視して、正しい行動をした時に褒めるのが一番」と教わり、実践したら2週間で改善しました。